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ジュンジマン日記

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『ゲッカン』北村順二Vol.3。

今回は『運動』にしぼって・・
僕がスペシャルチームを初めた時、わりとベーシックな部分を大切に、上下の動きだったり、左右への動きを中心にショートポールを使ってバリエーションのトレーニングとしてやってきました。
4年前ぐらいからなんだけど、こども達のスキーも短いけど完全なカービングのものが多くなってきました。
以前は、足への負担とかも考えて、カービングでもそれ程ではなかったんだけど、スキーの普及とか、レッスンがカービングスキーありきで進められる事とか、カービング技術の方向がだいぶまとまってきた事で、「えっっ、こどものスキーなのにここまで・・」っていうぐらいのものまで登場してきました。
そんな中、ベーシックな部分にこだわったのは、僕自身がまだ、この頃の指導の仕方に疑問があったからだと思います。
体を内径させて、棒みたいになって滑ってくるテク・クラのお客さんやジュニアの子を見ていて不安に感じていました。
自分なりに試してみたい事もあったので(ごめんなさい、試して・・)最初は手を上に上げたり下ろしたり、次に上下に外向の動きを加える・・この動きを中心にバリエーションを組みました。
もうスキーの進化には逆らえません。行きたいとこ向きゃ曲がるし、遠心力で内側向いてきゃ曲がっちゃうし、すばらしい!! でもコントロールが出来ないんです。
まず、滑りながら動けるって事が大切だし、自分の曲がりたいタイミングで曲がるって事はスキーに力を加えてやらなきゃいけない・・その一番単純で簡単な方法が上下運動。
外向は「ハイ、谷足に過重して〜」って時代じゃないけど、遠心力を感じて曲がるにしても、軸ってものがあります。感じて強いグリップ感を出せるようになる為には、まずは雪を強く感じられるようにならなきゃいけません。
一番たいへんなのは、トレーニング的には同じ事のくり返しなんだけど、いかにも違う事をやっているかのようなバリエーションを使い、ゲームでクリアして次に進んでいくような空気を出しながら、飽きさせないようにする事だった。
この練習をばっちりしてから、左右の動きに入りました。これは難しいものじゃ無く、内側を強く意識させるものでもなく、ただ滑りながら内側にあるショートポールにタッチしていくという動き。
でもこれが奥深い。ショートポールにタッチする訳だから、ポール近くで体を沈めていかなくてはいけない、そして自分の体を内側に移動させていかなくてはいけないのです。
結果的に上下、外向の動きをやった事がここで出てきます。軸を狂わさず、上下の動きを使って入ってきます。今でもシーズン初めとかこのバリエーションでのトレーニングはやっていますが、1日で目に見えるように調子を上げてきます。

初めた時に試し試しで組んだバリエーションのトレーニングでしたが、今でもこれがベースになっています。僕の自信が確信に変わった(笑)時でした(By松坂)
by junjiman4357 | 2007-06-23 15:14 | スキー

スキーを中心に小谷村でイベント屋として活躍してます『自分が楽しくなければ、相手には伝わらない』は僕のイベントテーマ。


by junjiman4357