ジュンジマン日記

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プロジェクトX-3

ほんとうに〝プロジェクトX〟だよ。
環境庁や自然保護団体、陸運局の関係で表沙汰に出来ない事は多かったけど、1760m地点からのスタート問題や、始まってからの悪天候続きといい、この八方滑降競技が行われるまでにはいろんなドラマがあったよ。
当時、今ぐらい携帯やデジカメが良かったら現場の様子とか記録ってもっと残っていただろうね。

僕達に与えられた仕事は2/4のテストランまでにコースを作る事。これはスピード系種目なだけに氷のような硬いバーンを作っていかなきゃいけないんで、コース全体に広がってフットパッキング(ツボ足・・みんなで腕組んで横一列になってブーツで踏み固めるの)そんで選手が滑るラインの倍の広さぐらいに散水作業(ただ花に水くれるみたいに、シャワーで撒いてくだけじゃないからね。消防のホースみたいのを20〜30人ぐらいで持って水を雪面40㎝ぐらいに染込むようにドボドボ捲いてくの)は約4日ぐらいかけたね。
他にはジャンプや危険箇所へのマット張り、これは牧場みたいに柵を作りそこに固定します。続いてネット張り、ネットは一番の危険箇所には高さが5mぐらいあるAネット、スタートからゴールまでの両側には高さ2mのBネットを二重で、危ないターン箇所は三重四重で(あの有名なヘルマン・マイヤーが飛出したとこなんか四重だったのに超えてったもんね)一番外にギャラリーが近付けるGネット。
ホント、塀の中だよ。今じゃスピード系種目って日本じゃほとんど出来なくなっちゃたんだけど(DHは無し・・公認大会じゃなきゃやってるけどね。SGがあるだけなんです)もともと氷のようなバーンのヨーロッパや北米ならコース作りもこんなんじゃ無いけど日本でやるって無理があるんだよね。
スキーの大会ってすっっごいお金かかるしね。国内でのA級大会だって、人もお金もかかってどんどん出来なくなっちゃってるけど、そんでも大変な思いをしてやってるんだけど、オリンピックってのはここまでやんなくちゃいけないの?ってぐらい未知の領域の作業だったね。
2/4のテストランには氷のようなバーンも仕上がり、7日までまずまず順調にトレーニングが進み、8日の本番を迎えるのみとなったのです・・
しかし、そううまくはいきませんでした。ここからが伝説の八方滑降競技、神の悪戯と戦った5日間となっていくのです。 つづく・・
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by junjiman4357 | 2008-06-06 10:34 | スキー

スキーを中心に小谷村でイベント屋として活躍してます『自分が楽しくなければ、相手には伝わらない』は僕のイベントテーマ。


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